どのような遺伝子を検査していて、何がわかるのですか?

遺伝子検査GACTでは、遺伝子のタイプと対象となるリスクの関連性が判明している項目を検査しています。

例えば、検査している3つの肥満遺伝子のうちの1つ、糖質の代謝に関連する「β3AR」という遺伝子は、脂肪組織の表面に存在し、褐色脂肪組織での熱産生とエネルギー消費、白色脂肪組織での脂肪分解に関与しています。ノルアドレナリンが脂肪細胞膜の「β3AR」と結合すると、UCP1の働きを高め、カロリー消費を促進します。
しかし、β3ARに変異がある場合、受容体としての機能が阻害され、受容体以降のシグナルが伝達されにくくなります。
その結果、白色脂肪細胞では、脂肪分解が生じにくくなり、褐色脂肪細胞では、熱の産生(脂肪酸の燃焼)が起こりにくくなる、ということが分かっています。
このような遺伝子とリスクの関連性が判明している項目を解析することで、一生変わらない遺伝的リスクを結果として算出しているのです。

病気に関しての遺伝子検査結果は、基になる研究報告や統計によって結果が異なる可能性があります。

生まれ持った遺伝子とダイエットや病気などの体質の関連性に関する研究は世界中で行われています。しかし、遺伝子と体質はとても複雑に関係しあっており、まだまだ未知な部分も多いのが現状です。
特に病気に関しては、複数の遺伝子が関係しあっているだけではなく、他に罹患している病気、気温や大気汚染といった環境、人種の影響も大きく関わっていることが分かっており、多くの遺伝子検査では「この遺伝子が同じタイプの人たちは、違うタイプの人たちと比較して○○倍病気を発症していました」といった研究や統計から「どのようなメカニズムかは分かっていないが、統計的にこの遺伝子とこの病気は関係していると思われる」という研究報告を基に「あなたが病気になる可能性は○○%です」という検査結果を算出しています。
遺伝子博士では、こういった論文を基に検査結果を算出する病気の遺伝子検査は行っておりません。